菜根譚の本のランキングをまとめました

菜根譚 前集意味 1-50

菜根譚1「山林の楽しみを談ずる者は」に出てくる言葉の意味

  1. 山林田舎。退官して、田舎に閑居する。
  2. 名利名声利欲。
  3. 情こころ。念慮。

菜根譚2「世を渉ることを浅ければ」に出てくる言葉の意味

  1. 機械からくり。たくらみ。権謀術数。荘子に「機械ある者は必ず機事あり、機事ある者は必ず機心あり。機心、胸中に存すれば、則ち純白備わらず。純白備わらざれば、則ち神生定まらず。神生定まらざる者は、道の載せざるところなり。吾知らざるにあらず、羞じてなさざるなり。」(天地)とある。

菜根譚3「君子の心事は」に出てくる言葉の意味

  1. 心事心ばえ。心術。
  2. 玉韞み珠蔵し珠玉のように大切に包みかくす。論語に「子貢曰く、ここに美玉あり、匱に韞めてこれを蔵せんか、善賈を求めてこれを沽らんか、と。子曰く、これを沽らんかな、これを沽らんかな。我は賈を待てる者なり、と」(子罕)とあり、また荘子に「金を山に蔵し、珠を淵に蔵す」(天地)とある。

菜根譚4「勢利紛華は」に出てくる言葉の意味

  1. 紛華豪奢華美。なれやすく人を堕落させやすい。史記に「子夏、門人の高弟なるよりして、なお云う、出でては紛華の盛麗を見て説び、入りては夫子の道を聞いて楽しみ、二者、心に戦いて未だ決する能わず、と。しかるを中庸章句以下、失教に漸漬し、成俗に被服するものをや。」(礼書)とある。
  2. 智械機巧智巧機械に同じ。韓非子に「聖人の道は智と巧とを去る。智巧去らずんば以て常となしがたし。民人これを用うれば、その身殃多く、主上これを用うれば、その国危亡す」(揚権)とある。

菜根譚5「耳中、常に耳に逆うの言を」に出てくる言葉の意味

  1. 耳に逆うの言忠告、諫言。説苑に「良薬は口に苦けれども病に利あり、忠言は耳に逆えども行に利あり」(正諫)とあるによる。
  2. 心に払るの事重い通りにならぬこと。孟子に「天の将に大任をこの人に降さんとするや、必ずまずその心志を苦しめ、その筋骨を労せしめ、その体膚を餓えしめ、その身を空乏にし、行うこと、そのなさんとするところに払乱せしむ。心を動かし性を忍ばせ、その能くせざるところを曾益せしむる所以なり」(告子下)とある。
  3. 纔に是れ(纔是)俗語。それでこそであるの意。
  4. 鴆毒猛毒。鴆という鳥の羽を酒にひたすと猛毒を生じ、その酒を飲むと忽ち死ぬという。古来、毒薬の代表として有名で、国語に「鴆を酒に寘く」(晉語二)とか、左伝に「宴安は鴆毒なり、懐うべからず」(閔公元年)とか見える。

菜根譚6「疾風怒雨には」に出てくる言葉の意味

  1. 見るべし(可見)してみると。語気の上から返読せず先に読む。
  2. 喜神喜び楽しむ気持。

菜根譚7「肥辛甘は真味にあらず」に出てくる言葉の意味

  1. 肥「」は濃い酒、「肥」は肥えた肉。共に濃厚な味。
  2. 只だ是れ(只是)ただだけである。語意を強めた表現。
  3. 至人道に達した人。荘子に「至人は己なく、神人は功なく、聖人は名なし」(逍遙遊)とか、「至人の心を用うるは鏡のごとし。将らず迎えず、応じて蔵せず。故によく物に勝えて傷なわず」(応帝王)とか見える。

菜根譚8「天地は寂然として不動かずして」に出てくる言葉の意味

  1. 寂然として動かず静まりかえってそれ自体動かない。易経に「易は思うなきなり、為すなきなり。寂然として動かず。感じて遂に天下の故に通ず」(繫辞上)とあるによる。
  2. 気機陰陽二気のはたらき。「機」は、はずみ。
  3. 貞明正しく明らかなこと。易経に「天地の道は貞にして観すものなり。日月の道は貞にして明らかなるものなり」(繫辞下)とあるによる。
  4. 喫緊的の心思火急の場合に対処する心がまえ。喫緊は火急適切。
  5. 悠的悠々閑々たる。「」は閑に同じ。

菜根譚9「夜深く人靜まれるとき」に出てくる言葉の意味

  1. 妄・真妄心(煩悩雑染心)と真心(自性清浄心)。衆生心は根本的には自性清浄心であるが、自性清浄心は他方に同時に煩悩雑染心と相並び、和合、不和合が説かれる。これにつき大乗起信論(岩波文庫、宇井伯寿訳)に詳しい。
  2. 大機趣応用自在なはたらき。
  3. 大慚忸根本的なざんげ。慚も忸も恥じる。

菜根譚10「恩裡に由來害を生ず」に出てくる言葉の意味

  1. 恩裡恩情の厚いうちに。「裡」はうち。韓非子に「彌子の行いは未だ初めに変ぜざるなり。しかるに前の賢とせらるる所以を以てして、後に罪を獲るものは、愛憎の変ずればなり」(説難)とある。また杜甫の詩に「手を翻せば雲となり手を覆えば雨となる。紛々たる軽薄何ぞ数うるを須いん」(貧交行)とあり、人情の反覆常なきを説いている。
  2. 払心心にもとる。思うにまかせぬ。前出(前集五)。
  3. 物外の物世俗を越えた世界に見られる真実なるもの。
  4. 身後の身死後の生命。

菜根譚11「藜口莧腸の者は」に出てくる言葉の意味

  1. 藜口莧腸粗食をいう。「藜」(あかざ)や「莧」(ぬめりひゆ)を吸物にして口腹を満たすこと。
  2. 衣玉食美衣美食をいう。「衣」は天子の礼服、竜の模様を刺繡したもの。

菜根譚12「面前の田地は」に出てくる言葉の意味

  1. 面前の田地現世の心構え。「面前」は次句の「身後」に対して生前の意。原文の「的」は「の」(之)。「田地」は心田、心地、心境。
  2. 放ち得て寛くして十分に開放して広くする。「得」は動作・状態の進度を示す助辞。「流得」も同じ。
  3. 不匱乏しからず。不足がない。

菜根譚13「径路の窄き処は」に出てくる言葉の意味

  1. 径路こみち。「径」はこみち。論語に「行くに径に由らず」(雍也)とある。
  2. これは是れ(此是)これこそである。

菜根譚14「人と作りて甚の高遠の事業」に出てくる言葉の意味

  1. 人と作りて人物となる。「作」は自動詞、為に同じ。
  2. 甚のなきも(無甚)「なにものことはない」の意。「甚」は「甚麼」に当たり、なに(何)の意。
  3. 擺脱し得れば払い落すことができれば。「擺」は排に同じ。
  4. 物累外物に心をわずらわされる。荘子に「知と故とを去り、天の理に循う。故に天災なく、物累なく、人非なく、鬼責なし」(刻意)とあり、郭象注に「累は物に逆うに生ず」という。

菜根譚15「友に交るには」に出てくる言葉の意味

  1. 一点の素心一点の純粋な心。「一点」は三分に対し、「少なくとも一点は」の意で、「すこし」の意ではない。「素心」は本心。陶淵明の詩に「ただ願わくは桑麻成りて、蚕月には紡績するを得ん、素心正にかくの如し、径を開いて三益を望む」(帰園田居)とある。

菜根譚16「寵利は人前に居ることなかれ」に出てくる言葉の意味

  1. 人前、人後他人より先に取る。他人に遅れを取る。李白の詩に「気岸は遙かに豪士の前に凌ぎ、風流は敢えて他人の後に落ちんや」(流夜郎贈辛判官)とある。

菜根譚17「世に処するに一步を譲るを」に出てくる言葉の意味

  1. 張本下地。伏線。白楽天の文に「故に六偈を作り、いて仏法僧の前に唱え、以て因を起し縁を発して、来世の張本となさんと欲す」(六讃偈序)とある。

菜根譚18「世を蓋うの功労も」に出てくる言葉の意味

  1. 世を蓋う一世をおおい圧する。器量や功名をいう。史記に「力は山を抜き気は世を蓋う」(項羽本紀)とある。
  2. 当たり得ず相当することができない。堪えられない。原文の「不得」は動詞について不可能を示す。

菜根譚19「完名美節は」に出てくる言葉の意味

  1. 以てべし(可以)できる。二字で可能を示す。
  2. 推す推しつける。
  3. 光を韜み徳を養う外に現われる才能の光をつつみかくし、内に蓄える道を一層養うようにする。梁の昭明太子の文に「聖人は光を韜み、賢人は世をる」(陶淵明集序)とある。

菜根譚20「事々、個の有余不尽の意思を」に出てくる言葉の意味

  1. 個「一個」の略。冠詞的用法で、次の「意思」を指示し、「意思というもの」というほどの意。
  2. 意思気持。
  3. 造物造物者。列子に「造物者は、その功は妙に、その功は深く、まことに窮め難く終え難し」(周穆王)とある。
  4. 盈みつ(満)。「盈つれば虧くる」は天地の理法。易の謙卦に「天道は盈つるを虧きて謙に益し、地道は盈つるを変じて謙に流き、鬼神は盈つるを害して謙に福し、人道は盈つるを悪んで謙を好む」(彖伝)とある。

菜根譚21「家庭に個の真仏あり」に出てくる言葉の意味

  1. 種の真道真正の道者。「種」は「一種」の略。冠詞的な用法。
  2. 形骸両つながら釈け心は勿論、からだまでうち解ける。「両」は我と彼。
  3. 調息観心気息を調えると、内心を観照すると。前者は道士の養生、後者は仏者の座禅をいう。

菜根譚22「動を好む者は、雲電風燈」に出てくる言葉の意味

  1. 死灰槁木火の消えた灰や立ち枯れになった木。荘子に「何ぞや、形は固より槁木のごとくならしむべく、心は固より死灰のごとくならしむべきか」(斉物論)とある。
  2. 止水流れない水。白楽天の詩に「動く者は流水を楽しみ、静かなる者は止水を楽しむ」(翫止水)とある。
  3. 鳶飛び魚躍る躍動する。はつらつたる。詩の大雅に「鳶飛んで天にいたり、魚淵に躍る」(旱麓)とあり、「中庸章句」に引用しているが、朱子は活潑潑地をいうと注している。この句は後集六六にも見える。
  4. 気象ありさま。ようす。
  5. 纔に是れそれでこそなのである。

菜根譚前集(名言・要約)

菜根譚1 道徳に棲守する者は菜根譚1 道徳に棲守する者は菜根譚2 世を渉ることを浅ければ菜根譚2 世を渉ることを浅ければ菜根譚3 君子の心事は菜根譚3 君子の心事は菜根譚4 勢利紛華は菜根譚4 勢利紛華は菜根譚5 耳中、常に耳に逆うの言を菜根譚5 耳中、常に耳に逆うの言を菜根譚6 疾風怒雨には菜根譚6 疾風怒雨には菜根譚7 肥辛甘は真味にあらず菜根譚7 肥辛甘は真味にあらず菜根譚8 天地は寂然として不動かずして菜根譚8 天地は寂然として不動かずして菜根譚9 夜深く人靜まれるとき菜根譚9 夜深く人靜まれるとき菜根譚10 恩裡に由來害を生ず菜根譚10 恩裡に由來害を生ず菜根譚11 藜口莧腸の者は菜根譚11 藜口莧腸の者は菜根譚12 面前の田地は菜根譚12 面前の田地は菜根譚13 径路の窄き処は菜根譚13 径路の窄き処は菜根譚14 人と作りて甚の高遠の事業菜根譚14 人と作りて甚の高遠の事業菜根譚15 友に交るには菜根譚15 友に交るには菜根譚16 寵利は人前に居ることなかれ菜根譚16 寵利は人前に居ることなかれ菜根譚17 世に処するに一步を譲るを菜根譚17 世に処するに一步を譲るを菜根譚18 世を蓋うの功労も菜根譚18 世を蓋うの功労も菜根譚19 完名美節は菜根譚19 完名美節は菜根譚20 事々、個の有余不尽の意思を菜根譚20 事々、個の有余不尽の意思を菜根譚21 家庭に個の真仏あり菜根譚21 家庭に個の真仏あり菜根譚22 動を好む者は、雲電風燈菜根譚22 動を好む者は、雲電風燈菜根譚 前集意味 1-50菜根譚 前集意味 1-50菜根譚23 人の悪を攻めむるは菜根譚23 人の悪を攻めむるは菜根譚24 糞虫は至機なるも菜根譚24 糞虫は至機なるも菜根譚25 玲高伝傲は菜根譚25 玲高伝傲は菜根譚26 飽後に味を思えば菜根譚26 飽後に味を思えば菜根譚27 軒晃の中に居りては菜根譚27 軒晃の中に居りては菜根譚28 世に処しては菜根譚28 世に処しては菜根譚29 憂勤は是れ美徳なり菜根譚29 憂勤は是れ美徳なり菜根譚30 事窮まり勢盛まるの人は菜根譚30 事窮まり勢盛まるの人は菜根譚31 富貴の家は菜根譚31 富貴の家は菜根譚32 卑きに居りて後菜根譚32 卑きに居りて後菜根譚33 功名富貴の心を菜根譚33 功名富貴の心を菜根譚34 利欲は未だ尽くは心を菜根譚34 利欲は未だ尽くは心を菜根譚35 人情は反復し菜根譚35 人情は反復し菜根譚36 小人を待つは菜根譚36 小人を待つは菜根譚37 寧ろ渾霊を守って菜根譚37 寧ろ渾霊を守って菜根譚38 魔を降す者は、先ず自心を降せ菜根譚38 魔を降す者は、先ず自心を降せ菜根譚39 弟子を教うるは菜根譚39 弟子を教うるは菜根譚40 欲路上のことは菜根譚40 欲路上のことは菜根譚41 念頭の濃やかなる者は菜根譚41 念頭の濃やかなる者は菜根譚42 彼は富もてせば我は仁菜根譚42 彼は富もてせば我は仁菜根譚43 身を立つるに一歩を高くして菜根譚43 身を立つるに一歩を高くして菜根譚44 学ぶ者は 、 精神を収拾し菜根譚44 学ぶ者は 、 精神を収拾し菜根譚45 人々に個の大慈悲あり菜根譚45 人々に個の大慈悲あり菜根譚46 徳に進み道を修むるには菜根譚46 徳に進み道を修むるには菜根譚47 吉人は作用の安祥なるを菜根譚47 吉人は作用の安祥なるを菜根譚48 肝、病を受くれば菜根譚48 肝、病を受くれば菜根譚49 福は事少なきより菜根譚49 福は事少なきより菜根譚50 治世に処しては菜根譚50 治世に処しては菜根譚51 我、人に功あらば菜根譚51 我、人に功あらば