菜根譚18「世を蓋うの功労も」の原文・現代語訳
菜根譚18「世を蓋うの功労も」の原文・現代語訳を記載します。原文 | 現代語訳 |
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蓋世功勞、當不得一個矜字。彌天、當不得一個悔字。 | 世を蓋うの功労も、一個の矜の字に二当たり得ず。天に弥るの過も、一個の悔の字に当たり得ず。 |
菜根譚18「世を蓋うの功労も」に出てくる言葉の意味
- 世を蓋う一世をおおい圧する。器量や功名をいう。史記に「力は山を抜き気は世を蓋う」(項羽本紀)とある。
- 当たり得ず相当することができない。堪えられない。原文の「不得」は動詞について不可能を示す。
菜根譚18「世を蓋うの功労も」解説
一世をおおうほどの大きな功労も、(それを自慢する心が少しでも生じたら全く値打ちがなくなるので)「矜」というひとことに相当することができない。(反対に)、天下に満ちわたるほどの大きな罪過も、(それを後悔する心がほんとうに生じたらすっかり消滅してしまうので)「悔」というひとことに相当することができない。菜根譚前集(名言・要約)




















































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