菜根譚16「冷より熱を視て 」の原文・現代語訳
菜根譚16「冷より熱を視て 」の原文・現代語訳を記載します。原文 | 現代語訳 |
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從冷視熱、然後知熱處之奔馳無。從冗入、然後覺中之滋味最長。 | 一冷より熱を視て、然る後に熱処の二奔馳の益なきを知る。三冗よりに入りて、然る後に中の滋味最も長きを覚ゆ。 |
菜根譚16「冷より熱を視て 」に出てくる言葉の意味
- 冷・熱冷静・熱狂。
- 奔馳奔走。
- 冗・煩冗・閑静。
菜根譚16「冷より熱を視て 」解説
冷静になってから、熱狂していたときを振り返ってみて、はじめて、一時の情熱に駆られて奔走したことが無益であったことがわかる。また、多忙で煩わしい境遇から、閑静な境遇にはいってみて、はじめて、閑静な境遇の中に見出される滋味が格別であることがわかる。【菜根譚】今日の名言
菜根譚後集(名言・要約)
菜根譚1 山林の楽しみを談ずる者は菜根譚2 水に釣るは逸事なり菜根譚3 鶯花茂くして菜根譚4 歳月は本長くして菜根譚5 趣を得るは多きに在らず菜根譚6 静夜の鐘声を聴いては菜根譚7 鳥語虫声も菜根譚8 人は有字の書を読むを解して菜根譚9 心に物欲なければ菜根譚10 賓朋雲集し菜根譚11 個中の趣を会し得れば菜根譚12 山河大地も菜根譚13 石火光中に、長を争い菜根譚14 寒燈焔なく菜根譚15 人肯て当下に体せば菜根譚16 冷より熱を視て菜根譚17 富貴を浮雲にするの風ありて
【菜根譚】今日の名言