菜根譚19「完名美節は」の原文・現代語訳
菜根譚19「完名美節は」の原文・現代語訳を記載します。原文 | 現代語訳 |
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完名美、不宜獨任。分些與人、可以身。辱行汚名、不宜推。引些歸己、可以韜光養德。 | 完名美節は、宜しく独り任ずべからず。些かを分って人に与うれば、一以て害を遠ざけ身を全うすべし。辱行汚名は、宜しく全く二推すべからず。些かを引いて己に帰すれば、以て三光を韜み徳を養うべし。 |
菜根譚19「完名美節は」に出てくる言葉の意味
- 以てべし(可以)できる。二字で可能を示す。
- 推す推しつける。
- 光を韜み徳を養う外に現われる才能の光をつつみかくし、内に蓄える道を一層養うようにする。梁の昭明太子の文に「聖人は光を韜み、賢人は世をる」(陶淵明集序)とある。
菜根譚19「完名美節は」解説
完全無欠な名誉や節義などは、自分だけで独占してはならない。(たとえそうであっても)すこしは人にも分かち与えるようにすれば、危害を遠ざけ無難に身を終ることができる。(これに反して)、恥しく汚れた行為や評判なども、すべて人の責任に推しつけてはならない。(たとえそうであっても)、すこしは自分にも引きかぶるようにすれば、外には才能の光をつつみ、内には道徳を養うことができる。菜根譚前集(名言・要約)




















































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