菜根譚30「事窮まり勢盛まるの人は」の原文・現代語訳
菜根譚30「事窮まり勢盛まるの人は」の原文・現代語訳を記載します。
原文 | 現代語訳 |
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事窮勢蹙之人、當原其心。功行滿之士、觀其末路。 | 事窮まり一勢蹙まるの人は、当にその二初心を原ぬべし。功成り行満つるの士は、その三末路を観んことを要す。 |
菜根譚30「事窮まり勢盛まるの人は」に出てくる言葉の意味
- 勢蹙まる形勢が全く進退谷まる。
- 初心その事に志した最初の心。世阿弥の花鏡に「初心忘るべからず。是非の初心忘るべからず。時々の初心忘るべからず。老後の初心忘るべからず」(奥段)とある。
- 末路ゆく末。晩年。
菜根譚30「事窮まり勢盛まるの人は」解説
仕事に行きづまり形勢が全くきわまった者は、よろしくそれに志した初心に立ち返って考え直すべきである。(反対に)、すでに功成り名遂げた人は、ゆく末のことを見定めておくことが必要である。
菜根譚前集(名言・要約)




















































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