菜根譚26「飽後に味を思えば 」の原文・現代語訳
菜根譚26「飽後に味を思えば 」の原文・現代語訳を記載します。原文 | 現代語訳 |
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後思味、則濃淡之都、色後思婬、則男女之見盡。故人常以事後之悔悟、破臨事之痴、則性定而動無不正。 | 飽後に味を思えば、則ち濃淡の一境二都て消え、色後に婬を思えば、則ち男女の見尽く絶ゆ。故に人常に事後の悔悟を以て、三臨事の痴迷を破らば、則ち性定まりて動くこと正しからざるはなし。 |
菜根譚26「飽後に味を思えば 」に出てくる言葉の意味
- 境境界。区別。
- 都て俗語。すべて。みな。
- 臨事の痴迷その事に臨んで生ずる愚かな迷い。
菜根譚26「飽後に味を思えば 」解説
食欲を満たした後に味のことを思ってみると、うまいまずいの区別もすっかりなくなり、情事を満たした後に色欲のことを思ってみると、男女の欲もすっかり消えてなくなる。それ故、人は常にその事が終った後の気まずさを思い浮かべて、その事に臨んで、その場で起こる愚かな心の迷いを醒ますようにすれば、本心がしっかりと定まって、行動にまちがいがなくなる。菜根譚前集(名言・要約)




















































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