菜根譚46「徳に進み道を修むるには」の原文・現代語訳
菜根譚46「徳に進み道を修むるには」の原文・現代語訳を記載します。原文 | 現代語訳 |
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德修、個木石的念頭。若一欣羨、趨欲。濟世經、段雲水的趣味。若一貪着、墮。 | 徳に進み道を修むるには、個の木石的の念頭を要す。若し一一たび欣羨あれば、便ち欲境に趨かん。世を済い邦を経するには、二段の雲水的の趣味を要す。若し一たび貪着あれば、便ち危機に堕ちん。 |
菜根譚46「徳に進み道を修むるには」に出てくる言葉の意味
- 一たび便ち(一便)一度したがさいご。同前集三九。
- 段一段の略。冠詞的用法で、ひとつというほどの意。
菜根譚46「徳に進み道を修むるには」解説
徳に進む修養や道を体得する修行には、世俗の富貴に対して、ひとつ、木や石のように冷淡な思いを持つことが大切である。もし一度、それを羨み願う心を持ったがさいご、忽ち欲界に走り去ってしまい、修養も修行もあったものではない。また、宗教家として世を救い政治家として国を治めるには、その去就に対して、ひとつ、行雲流水のように無心なおもむきを持つことが大切である。もし一度、その去就に執着する心を持ったがさいご、忽ち危地に陥って、救世も治国もあったものではない。菜根譚前集(名言・要約)
菜根譚1 道徳に棲守する者は菜根譚2 世を渉ることを浅ければ菜根譚3 君子の心事は菜根譚4 勢利紛華は菜根譚5 耳中、常に耳に逆うの言を菜根譚6 疾風怒雨には菜根譚7 肥辛甘は真味にあらず菜根譚8 天地は寂然として不動かずして菜根譚9 夜深く人靜まれるとき菜根譚10 恩裡に由來害を生ず菜根譚11 藜口莧腸の者は菜根譚12 面前の田地は菜根譚13 径路の窄き処は菜根譚14 人と作りて甚の高遠の事業菜根譚15 友に交るには菜根譚16 寵利は人前に居ることなかれ菜根譚17 世に処するに一步を譲るを菜根譚18 世を蓋うの功労も菜根譚19 完名美節は菜根譚20 事々、個の有余不尽の意思を菜根譚21 家庭に個の真仏あり菜根譚22 動を好む者は、雲電風燈菜根譚 前集意味 1-50菜根譚23 人の悪を攻めむるは菜根譚24 糞虫は至機なるも菜根譚25 玲高伝傲は菜根譚26 飽後に味を思えば菜根譚27 軒晃の中に居りては菜根譚28 世に処しては菜根譚29 憂勤は是れ美徳なり菜根譚30 事窮まり勢盛まるの人は菜根譚31 富貴の家は菜根譚32 卑きに居りて後菜根譚33 功名富貴の心を菜根譚34 利欲は未だ尽くは心を菜根譚35 人情は反復し菜根譚36 小人を待つは菜根譚37 寧ろ渾霊を守って菜根譚38 魔を降す者は、先ず自心を降せ菜根譚39 弟子を教うるは菜根譚40 欲路上のことは菜根譚41 念頭の濃やかなる者は菜根譚42 彼は富もてせば我は仁菜根譚43 身を立つるに一歩を高くして菜根譚44 学ぶ者は 、 精神を収拾し菜根譚45 人々に個の大慈悲あり菜根譚46 徳に進み道を修むるには菜根譚47 吉人は作用の安祥なるを菜根譚48 肝、病を受くれば菜根譚49 福は事少なきより菜根譚50 治世に処しては菜根譚51 我、人に功あらば
【菜根譚】今日の名言