菜根譚38「魔を降す者は、先ず自心を降せ」の原文・現代語訳
菜根譚38「魔を降す者は、先ず自心を降せ」の原文・現代語訳を記載します。原文 | 現代語訳 |
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降者、先降自心。心伏則群聽。橫者、先此氣。氣則外橫不。 | 魔を降す者は、先ず自心を降せ。心伏すれば則ち群魔は二退き聴く。三横をする者は、先ず此の気をせよ。気平らかなれば則ち外横は侵さず。 |
菜根譚38「魔を降す者は、先ず自心を降せ」に出てくる言葉の意味
- 魔魔性のもの。人心を惑乱し修行をさまたげるもの。仏典には煩悩魔・陰魔・死魔・自在天魔の四魔の外、八魔・十魔などを説いている。王陽明に「山中の賊を破るは易く、心中の賊を破るは難し」(全書巻四)とある。
- 退き聴く退散しかしこまる。
- 横横着なもの。
菜根譚38「魔を降す者は、先ず自心を降せ」解説
魔性のものを降伏せしめんとする者は、何よりもまず自己の心にうち勝つようにせよ。自己の心にわだかまる煩悩や妄想を退治すれば、本心が明らかになり、さまざまな悪魔も退散しかしこまってしまうものである。また、横着なものを制御せんとする者は、何よりもまず自己の気持を制御するようにせよ。自己の気持にわだかまる勝心や客気を制御すれば、気持は平静になり、さまざまな外道も侵入せず恐れ入ってしまうものである。菜根譚前集(名言・要約)




















































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