菜根譚39「弟子を教うるは 」の原文・現代語訳
菜根譚39「弟子を教うるは 」の原文・現代語訳を記載します。原文 | 現代語訳 |
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弟子、如養閨女、最嚴出入謹。若一接匪人、是淨田中下一不淨種子、身難嘉禾矣。 | 弟子を教うるは、一閨女を養うが如く、最も出入を厳にし交遊を謹むを要す。若し二一たび三匪人に接近せば、これ清浄の田中に一の不浄の種子を下すなり、便ち終身、嘉禾を植え難し。 |
菜根譚39「弟子を教うるは 」に出てくる言葉の意味
- 閨女深閨に育った娘。箱入娘。
- 一たび、便ち(一便)ひとたびすればそれこそ。したがさいご。次の条(前集四〇)も同じ。
- 匪人よからぬ者。「匪」は非に同じ。
菜根譚39「弟子を教うるは 」解説
弟子を教育するのは、ちょうど箱入娘を養育するのと同じで、最も大切なことは、その出入りを厳重に監督し交友に注意することである。もしこの点をおろそかにして、一度、よからぬ者に近づいたら、必ずその悪風に染まってしまう。それは清浄な田地に一個の不浄な種子をまくようなもので、必ず不浄な種子がはびこって、それこそ一生、よい稲の苗など植えられなくなるのと同じである。菜根譚前集(名言・要約)




















































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