菜根譚12「面前の田地は」の原文・現代語訳
菜根譚12「面前の田地は」の原文・現代語訳を記載します。原文 | 現代語訳 |
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面的田地、放得寬、人無不之。身後的惠澤、流得長、人不匱之思。 | 面前の田地は、二放ち得て寛くして、人をして不平の嘆なからしむるを要す。身後の恵沢は、流し得て長くして、人をして三不匱の思あらしむるを要す。 |
菜根譚12「面前の田地は」に出てくる言葉の意味
- 面前の田地現世の心構え。「面前」は次句の「身後」に対して生前の意。原文の「的」は「の」(之)。「田地」は心田、心地、心境。
- 放ち得て寛くして十分に開放して広くする。「得」は動作・状態の進度を示す助辞。「流得」も同じ。
- 不匱乏しからず。不足がない。
菜根譚12「面前の田地は」解説
この現世に処する心構えとしては、できるだけ心を広く開放して、不平不満を抱いて嘆く人がないようにするのがよい。また死後にまで残る恩恵については、なるべく長く後世に伝えて、人々に乏しいという思いをさせないようにするのがよい。菜根譚前集(名言・要約)




















































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