菜根譚37「寧ろ渾霊を守って」の原文・現代語訳
菜根譚37「寧ろ渾霊を守って」の原文・現代語訳を記載します。原文 | 現代語訳 |
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守渾而黜聰、留些正氣天地。謝紛華而甘澹泊、個名在乾坤。 | 寧ろ一渾を守って聡明を黜け、些かの正気を留めて天地に還せ。寧ろ紛華を二謝して澹泊に甘んじ、個の清名を遺して三乾坤に在れ。 |
菜根譚37「寧ろ渾霊を守って」に出てくる言葉の意味
- 渾渾々々の略。朴直なさま。揚子法言に「虞夏の書は渾々たるのみ、商書は灝々たるのみ、周書は々たるのみ」(問神)とあり、司馬光の注に「渾々は朴略にして知り難きさま。々は明直なさま」と見える。
- 謝して謝絶。しりぞける意。
- 乾坤天地。世の中。
菜根譚37「寧ろ渾霊を守って」解説
処生の態度としては、むしろ朴直を守るようにして、利口ぶることをしりぞける方がよい。そして天地の正気だけは我が身に留めて死ぬときに天地にかえすがよい。また、むしろ華美な生活をしりぞけて、淡泊な生活に甘んじる方がよい。そして一個の清き名だけは世の中に残しておくがよい。【菜根譚】今日の名言
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