菜根譚17「世に処するに一步を譲るを」の原文・現代語訳
菜根譚17「世に処するに一步を譲るを」の原文・現代語訳を記載します。原文 | 現代語訳 |
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處世讓一步爲高、步卽步的張本。待人寬一分是福。利人實利己的根基。 | 世に処するに一歩を譲るを高しとなす、歩を退くるは即ち歩を進むるの一張本なり。人を待つに一分を寛くするはこれ福なり。人を利するは実に己を利するの根基なり。 |
菜根譚17「世に処するに一步を譲るを」に出てくる言葉の意味
- 張本下地。伏線。白楽天の文に「故に六偈を作り、いて仏法僧の前に唱え、以て因を起し縁を発して、来世の張本となさんと欲す」(六讃偈序)とある。
菜根譚17「世に処するに一步を譲るを」解説
世渡りをするには、先を争うとき人に一歩を譲る心がけを持つことが尊い。この自分から一歩を退くことが、とりもなおさず後に一歩を進める伏線になる。人を遇するには、厳しすぎないように、一分は寛大にする心がけを持つことがよい。この人のためにすることが、実は自分のためになる土台となる。菜根譚前集(名言・要約)




















































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