菜根譚3「君子の心事は」の原文・現代語訳
菜根譚3「君子の心事は」の原文・現代語訳を記載します。原文 | 現代語訳 |
---|---|
君子之心事、天日白、不可人不知。君子之才華、玉韞珠藏、不可人易知。 | 君子の一心事は、天青く日白く、人をして知らざらしむべからず。君子の才華は、二玉韞み珠蔵し、人をして知り易からしむべからず。 |
菜根譚3「君子の心事は」に出てくる言葉の意味
- 心事心ばえ。心術。
- 玉韞み珠蔵し珠玉のように大切に包みかくす。論語に「子貢曰く、ここに美玉あり、匱に韞めてこれを蔵せんか、善賈を求めてこれを沽らんか、と。子曰く、これを沽らんかな、これを沽らんかな。我は賈を待てる者なり、と」(子罕)とあり、また荘子に「金を山に蔵し、珠を淵に蔵す」(天地)とある。
菜根譚3「君子の心事は」解説
君子の心ばえは、青天白日のように公明正大にして、常に人にわからないところがないようにさせねばならぬ。然し才智の方は、珠玉のように大切に包みかくして、常に人にわかりやすいようにしてはならない。(その心事が明白でないと陰険だと思われ、その才華を表わしすぎると、衒うと思われるから。心事が本で、才華は末である。)【菜根譚】今日の名言
菜根譚前集(名言・要約)




















































【菜根譚】今日の名言